SES企業は優良企業・大手が多い？
プログラミングスクールには、無料、有料スクールのどちらでも就職サポートの中で就職先を紹介しているスクールがありますが、SESが多い、ブラック企業が多いのでは？と思う方も多いようです。
SESというと残業時間が多い、待遇面、就業環境が良くないなどのイメージを持っている方が多いですが、実はSESの中には大手企業や優良企業も多数あります。
ここでは、プログラミングスクールの就職紹介先に多いといわれているSESのこと、どんな企業があるのかについて詳しく見ていきたいと思います。
未経験からの就職ではSESが多い
プログラミングスクールからの紹介だとSESが多いとよく言われますが、未経験からの就職紹介ではSESが多いというのが実際のところです。
SESについて詳しく見てみると、こういった仕組みの企業を指します。
SESとは？
SESは「システムエンジニアリングサービス」の略で、エンジニアを正社員雇用して、自社の社員を客先に常駐させて業務を行うシステムの企業をSESといいます。
常駐させる企業は複数あることが多く、企業間の契約内容にもよりますが、実際の業務内容や規則は常駐先に沿って行うことが基本になります。
ブラックと言われるのは、常駐先で残業を多くさせられる、面倒な仕事、時間のかかる仕事を任される、というイメージが強いことからそのように言われるようになったと考えられます。
SESでも問題ない？
SESというとIT企業の一部という誤解も多く、優良企業が少ないといったイメージもありますが、客先常駐で働くSESは大手企業でもあります。
SESにはIT業界最大手企業もある
IT業界最大手の客先常駐がある企業には、野村総合研究所、NTTデータといった企業があります。
野村総合研究所は平均年収1000万円超えの日本企業の中でも最大手の企業で、客先に常駐して勤務することもある企業で、NTTデータにおいても業界最大手のIT企業で、客先に常駐して勤務することがある企業です。
IT企業というと受託開発を行っている企業も多く、受託開発の場合は例外なく客先常駐を行うことがあります。
客先常駐は、企業が顧客に対して目的を果たす手段の１つ
受託開発を行う場合、別々の場所で開発業務を行うよりも、顧客との連携を取りやすくする、機密レベルの高い業務を行う、といった理由から実際に客先で業務を行う方が効率よくセキュリティ面も保持して開発業務を行うことができます。
そのため、客先常駐という就業形態は企業が顧客に対して効率よく、安全に開発業務を行うための手段の１つということなんですね。
一方でゲーム開発など、自社サービスを提供する会社であれば客先常駐という概念はありませんが、客先常駐がないことが「ホワイト企業である」とは一概にいえないということは認識しておきたいところです。
いわゆるブラック企業は減ってきている
SESというとブラック企業が多いというイメージが多いようですが、現在はブラックと言われる企業は減ってきているので問題ありません。
SESは先ほどお話ししたように、客先常駐型で残業が多い、面倒な仕事や時間がかかる仕事が多いというイメージから、いわゆるブラック企業が多いという評判が多かったようです。
しかし、今では業務環境を改善する企業が増えてきています。
残業時間の減少・就業環境を改善する企業が増えている
以前は長時間労働や残業時間が多いといった面もあったSESの企業ですが、現在は残業を減らしたり、就業環境を改善といった動きがあり、働きやすい企業も増えています。
最近では残業時間を厳しく管理するSES、中小企業も増え、残業時間の減少、休日の取得を推奨する企業が増えており、エンジニアが働きやすい環境を整える傾向があるんですね。
また、業務内容や就業時間においてもSESと常駐先企業との取り決めに沿った内容で行うことを強く意識する動きがあるので、ブラックといわれるSESは減ってきているのが現状です。
無料スクールと有料スクールでSESへの紹介数はほぼ同じ
無料スクールの方がSESへの紹介が多いと言われることもあるようですが、実際には無料スクールと有料スクールではSESへの紹介数に差はほとんどありません。
無料、有料スクールのどちらにしても未経験からの就職の場合はSESへの就職が多い傾向があり、どちらの方が多いということはないんですね。
無料、有料スクールの違いは「年齢」「就職サポート」
無料、有料スクールの違いという面でここで少し見てみると、大きな違いにはこういったことがあります。
- 20代、転職希望なら・・・無料
- 30代、転職希望なら・・・有料
大きく分けるとこのような違いがあります。
無料スクールでは受講条件に「20代」「就職・転職活動が可能な方」と指定しているところが多いため、無料スクールは20代で転職希望の方に向いています。
30代以上は主に有料スクールの受講となりますが、有料スクールでは「マンツーマン指導」「オンライン受講」といった充実のサポートがあるのが特徴です。
有料の場合は低コストでしっかりスキルを習得できるスクールがおすすめです。
詳しくはこちらの記事でご紹介しているので、有料スクール、無料スクールについて詳しく知りたい方は参考にしてみてくださいね。
関連記事：プログラミングスクール有料と無料の違いと選び方（作成中）
自社開発を目指すならSESで3年ほどスキルを積んで転職する
SESの企業でも大手企業や優良企業も多いということをお話ししてきましたが、それでもゲーム会社や自社サービスの開発を行う「自社開発」の企業を目指したいという方も多いのが実際のところです。
未経験から自社開発を目指すなら、まずSESで3年ほど実務経験を積んでから転職するという方法もあります。
実務経験があれば「経験者」として求人に応募でき、保有スキルもアピールしやすくなるので、自社開発への企業の就職活動で有利になることもあります。
未経験で直接応募よりもまずはスキル習得がおすすめ
プログラミング学習を始めたい、就職・転職を希望している方には、「未経験で求人に直接応募した方が早いのでは？」と思う方も多いようです。
そういったことで、直接応募するか、プログラミングスクールでスキルを習得してから就職サポートを受けるかで迷っている方が多いです。
もちろん直接応募という選択肢もありますが、プログラミングスクールでスキル習得、就職活動をした方が効率よくスキルを習得し、サポートを受けながら就職活動ができるのでおすすめです。
特に未経験の場合、自分で直接応募するよりもプログラミングスクールから転職する方が挫折しにくく、就職サポートも受けられるのでメリットが多いです。
直接応募よりもプログラミングスクールがおすすめな理由にはこういったことが挙げられます。
直接応募よりもプログラミングスクールがおすすめな理由
- 研修があるといって実際はなく、未経験で知識ゼロの状態で現場に・・・ということもある。
- IT業界に詳しくない方はプログラミングスクールでIT業界について知ることが近道になる。
- プログラミング学習からIT業界について学ぶこともできる。
このように独学では得られない、実務経験の中よりも様々なサポートを受けられるので、特に未経験の場合はまずプログラミングスクールに通うのがおすすめなんですね。
どうしても自社開発の企業に就職したい方は、ハードルが少し上がりますが選考のあるスクールを選ぶのも１つの方法です。
選考のあるスクールで自社開発求人を紹介しているプログラミングスクールを後ほどご紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
自社開発の就職を目指せるおすすめプログラミングスクール
未経験ではSESへの就職が多い傾向がありますが、未経験から正社員で自社開発の就職を目指すスクールもあります。
未経験からでもゲーム開発やWebサービスを開発している自社開発の企業を目指したいという方も多く人気の高いスクールです
ただし、誰でも受講できるというわけではなく、受講前の選考に通過することが条件となるので少しハードルが高いという面があります。
その他の特徴には、こういったことがあります。
- 本気でWebエンジニアになりたい方を選考している。
- 受講には事前知識（プログラミング基礎レベル）が必要。
- 転職実現で受講料無料
未経験でもWebエンジニアを目指したいという熱意を持っている、プログラミング基礎レベルのスキルを保有している、という受講条件を満たすと年齢に関係なく選考を受けることができます。
また、初めに受講料を支払いますが転職実現で受講料が無料になるシステムもあり、SESではなく初めから自社開発の企業に転職したい方に人気が高く、受講希望者の多いスクールとなっています。
選考は何度でも受けることができるので、何度もチャレンジしている方もいます。
このように未経験からSESではなく自社開発企業への就職紹介を行っているスクールにはポテパンキャンプというスクールがあります。
就職達成で受講料無料になるコースは「選抜クラス」で、未経験から始める「ビギナーコース」と経験者向けの「キャリアコース」の2種類があり、自分に合った学習内容でスキルを習得できます。
ポテパンキャンプはHTML,CSS,JavaScript,Ruby,Ruby on Railsの学習経験がある方が受講対象となるため、全くの未経験から始めたいという方よりは経験者向けのスクールとなっています。
就職サポートに定評があり「自社開発の求人数が多い」ことが高い評価を得ています。
ポテパンキャンプのおすすめポイントは、個別指導方式で一人ひとりに合わせた個別レビューと、全クラスオンライン受講が可能というところがおすすめです。
- 無料カウンセリングを受けて受講を進められる。
- オンライン上でいつでも質問できるので学習を進めやすい。
- 自社開発の就職紹介、サポートがある。
といったサポートで、カリキュラムを進めながらしっかりとスキルを習得し、自社開発企業への就職に向けてモチベーションを維持して学習を進められます。
オンライン受講ができるので、働きながら受講したい方、空いた時間に受講したい方にもおすすめです。
SES、自社開発企業への就職におすすめのプログラミングスクール
SESの実際のところ、自社開発企業への就職紹介のあるスクールについてお話ししてきましたが、ここではSESや自社開発企業を含めた就職を目指す方におすすめのプログラミングスクールをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
SES、自社開発企業を目指す方におすすめのプログラミングスクールランキング
就職サポートに定評があり「自社開発の求人数が多い」ことが高い評価を得ています。
| 受講料金 | 選抜クラス：キャリアコース 250,000円（３ヶ月） 選抜クラス：ビギナーコース 300,000円（４ヶ月） |
|---|---|
| 受講形式 | 通学形式とオンライン受講も可能 |
| レッスン回数 | レッスン回数は指定なし 自分のペースで学習を行っていく |
| 学習・就職サポート | 講師陣のレベル、カリキュラム、就職サポートともに実践を含んだカリキュラムと質の高い就職サポートが高い評価を得ています。 |
マンツーマンレッスン、週2回のメンタリング、回数無制限の課題レビューで短期間で効率よくプログラミングスキルを習得できます。
| 受講料金 | 社会人：129,000円（１か月） 学生：89,000円（１か月） |
|---|---|
| 営業時間 | 15:00〜23:00 |
| レッスン回数 | 週2回 |
| マンツーマン | 週2回ビデオチャットを使ったパーソナルメンターからのマンツーマンサポートがあります。 課題レビューは回数無制限で何度でも質問でき、分からないことを残さずしっかり解決してプログラミングスキルを身につけられます。 |
GEEK JOBは２０代を対象に無料でプログラミングを学べます。
カリキュラムはPC基礎知識からネットワーク、データベース、オリジナルサービス開発支援まで現役エンジニアの講師による指導を受けられるのが特徴です。
また、転職支援も無料なのでスキル習得から就職まで無料でサポートしてくれます。
PHP、Java、RubyといったWebアプリ開発に強いスクールで、転職実績も95.1％と高い実績を持っているため無料スクールの中では人気の高いスクールとなっています。
| 受講料金 | 転職コース：20代を対象にした無料コース 学習コース：120,000円（税抜）30代以上を対象 |
|---|---|
| 営業時間 | 10：00～18：00 |
| レッスン回数 | 週3日以上を推奨 |
| 個別指導 | 現役エンジニアによる個別指導で未経験から実践的なプログラミングスキルを習得できます。 Webアプリ開発に関する知識を短期間で効率よく習得できます。 |
就職サポートに定評があり「自社開発の求人数が多い」ことが高い評価を得ています。
| 受講料金 | 選抜クラス：キャリアコース 250,000円（３ヶ月） 選抜クラス：ビギナーコース 300,000円（４ヶ月） |
|---|---|
| 受講形式 | 通学形式とオンライン受講も可能 |
| レッスン回数 | レッスン回数は指定なし 自分のペースで学習を行っていく |
| 学習・就職サポート | 講師陣のレベル、カリキュラム、就職サポートともに実践を含んだカリキュラムと質の高い就職サポートが高い評価を得ています。 |
未経験から就職を目指せる（SES、自社開発）
どのスクールも未経験からスキルを習得し、就職・転職を目指すことができます。
就職紹介についてはSESや自社開発企業とさまざまですが、決してSESが良くない、ブラック企業では？ということではなく、大手企業や優良企業も多数あるので、SESは避けたほうが良いということではないんですね。
自社開発企業を目指す方、フリーランスを目指す方はSESで経験を積んで経験者として転職する、フリーランス（起業）することも可能です。
自社開発企業への就職を目指す方には、選考を経て受講できる「ポテパンキャンプ」というスクールがありますが、選抜があるので難しい面もあります。
自社開発企業で正社員で就職したいという方も多いですが、ポテパンキャンプ以外のスクールでも就職サポートを受けて正社員を目指すこともできるので、自分の好みに合った学習しやすいスクールを選ぶと良いでしょう。
コストを抑えてスキル習得、正社員で就職を目指せる
無料スクール、有料スクールの2パターンがありますが、どちらでも低コストでスキルを習得し、就職サポートを受けて正社員で就職を目指すこともできます。-
無料スクールは受講条件があり20代が中心となりますが、有料スクールでもできるかぎり低コストで、就職達成で受講料が無料になるスクールを活用するのも１つの方法ですね。
プログラミングスクールからSESへの就職が多いと言われていますが、スクールでは大手企業への就職実績を持つスクールもあります。
プログラミングスクールの就職紹介先はSESも含め多数ありますが、
- SESの企業でエンジニアとして働く
- 経験を積んで自社開発の企業に転職する
- フリーランス（起業）で働く
と目指すキャリアに合わせて働き方を選ぶことができるので、SESと自社開発のどちらが良い、ということではないんですね。
プログラミングスクールでは受講中の就職サポートはもちろん、受講前に無料カウンセリングを実施しています。
無料カウンセリングではスキル習得やキャリアについて相談できるので、SES求人の動向や自社開発の求人応募など、気になることを相談してみるのもいいですね。
無料カウンセリングは随時実施されており、都合の良い日時で受けられるので、プログラミングスクールを検討している方はぜひ利用してみることをおすすめします。
